
こんにちは、管理人の火沢火洋です。
皆さんは家の「神棚」のお世話をしていますか?
実は神棚には毎日のお供えやご挨拶のほか、神様の日や月は少し豪華なお供え物を用意するなど、お世話がかかせません。
そこで本記事はわが家の事例も交えて、神棚へのお供え物について解説します。
神棚に毎日お供えする物

神道において、神棚に毎日お供えする物は「米・塩・水」の3品。どれも「毎朝」お供えすることとなっています。

ですが、わが家は朝に米を炊く習慣がなく、お米はお供えしていません。
専用の皿に盛った「塩」と水玉に入った「水」、一対の「榊」をお供えしているのみです。
お塩は毎月1日と15日の「神様の日」に新しいものに交換。お水はできる限り新しいものに替えていますが、仕事で朝早い日は替えないこともあります。
榊は枯れてきた場合のみ、次の1日または15日に交換するなど、「毎朝」新しいものに替えることはしていません。

上記の作法は、神仏研究家の桜井識子さんのやり方を参考にしたもの。
桜井識子さん(以下、識子さん)曰く、最低限のお供えなら「塩」と「榊」だけで大丈夫との事。水をお供えする場合も、必ずしも毎朝新しいものに替える必要はないそうです。

理由は神様はお水を飲まないから。
なお「米・塩・水」をお供えする際は、それぞれ神様の数分を用意。わが家では神様を3柱祀っているので、お塩とお水を3つずつ用意して神棚に上げています。

お塩は「山型」に盛りますが、素手で触らないのがポイント。
お塩を山形に盛るための道具も売っていますが、必ずしも使う必要はありません。塩の入った袋の端を少し切り、サラサラ~とお皿に盛って自然な山型になればオッケーです。
神様の日にお供えする物

毎月1日と15日は「神様の日」。上記に加えて「海・山・野」のものと「酒」を神棚に上げます

お供えは午前中が望ましいので、遅くとも昼までには用意。
神様の日においては、塩と水を「必ず」新しいものに交換。榊は枯れてきたり、元気がなかったりした場合、新しいものに交換します。
海のものは魚で、筆者は決まって「鯛」をお供えしています。

具体的には「鯛のお刺身」です。
本来は「尾頭付き」がベストなのですが、通常月の1日と15日はお刺身で対応。鯛以外の魚を用意する場合、「黒い魚」「青い魚」以外なら何でもオッケーです。
山のものとは木になるもので主に果物。

リンゴや柿、梨、みかん…etc.
わが家では、バナナやぶどうをお供えすることもあります。識子さん曰く、「鶏肉」や「たまご」も山のものに含まれるそうです。
野のものは、野菜になります。

じゃがいも、にんじん、きゃべつ、とうもろこし、きゅうり…etc.
ちなみに「海・山・野」のお供えは何種類も用意する必要はなく、それぞれ1個ずつお供えすれば足ります。

お供えする酒は「日本酒」。ビールや焼酎、ワインはお供えしません。
日本酒は、神様が人間に授けた稲作技術の結晶ともいうべき代物。そのため、お酒は必ず日本酒をお供えします。
なお、日本酒は神棚にお祀りする神様の数分を用意しますが、海・山・野のものは神様の数に関係なく、一つの皿にまとめて盛ればオッケーです。
4月と10月は少し豪華に
4月と10月は神様世界の「お祭り」。そのため、他の月より少しだけお供えを豪華にします。

わが家は4月と10月は「尾頭付き」の鯛をお供え。
普段はお供えしていない「米」も、4月と10月の神様の日には「お赤飯」を神棚に上げます。

日本酒は「吟醸酒」や「大吟醸酒」をお供えするなど、普段より少し奮発。
神様は豪華なものが好きだからというわけではなく、「普段より美味しいものを召し上がってもらいたい」と神様を敬う「気持ち」がポイント。
信仰心の厚さが伝わって神様も喜んでくれます。
神棚にお供えする時の注意点
神棚のお供え物にはいくつか注意点があります。
まず、人が食べた残りや何かの用途で余った分をお供えするのはNG。神様に対し失礼にあたるので、必ず新鮮なものをお供えしましょう。

お供え物は、必ず「神様のため」に用意します。
たとえば塩や酒は最初から神様のために購入して神様以外に使わなければ、毎回そこから出しても大丈夫です。
米をお供えする場合は、必ず「炊きたて」のものを用意します。

炊飯ジャーの残り物を使わないこと!
白米でもかまいませんが、お赤飯にすると神様が非常に喜ばれます。
そのほか、神棚に絶対に上げてはいけないのは「四本足の動物に由来するもの」。

牛肉や豚肉、羊、馬、鹿のお肉などが該当します。
牛乳やバターなどの乳製品もダメなので、神棚にお供えする際は気をつけましょう。
まとめ
以上、神棚へのお供え物について解説しました。
毎日のお供えに加えて、1日と15日は神様の日、4月と10月はお祭りと、その時々によって神棚へお供えする物は変わります。

神様に喜んでもらえるように、色々と工夫してみましょう。
なお、本記事で紹介した内容は、識子さんの著書『神社仏閣パワースポットで神さまとコンタクトしてきました』に詳しく掲載されています。
神棚へのお供え物や世話の仕方を詳しく知りたい方は、こちらの本がおすすめです。
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