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こんにちは、管理人の火沢火洋です。
皆さんは人生の中で一番多く参拝している神社は何処ですか?

私の場合、茨城県の「大洗磯前神社」がそれに当たります。
いつ頃から参拝し始めたのか記憶は定かではありませんが、少なくとも高校生の頃に馴染みの神社として参拝していました。
海の中に鳥居があったり、目の前に砂浜が広がっていたり、神社の階段を登ると太平洋を眼下に望めたりと、お気に入りスポットが沢山ある思い出深い神社です。

そこで本記事では筆者のふるさと、茨城県にある「大洗磯前神社」を紹介します。
大洗磯前神社のご祭神とご利益

大洗磯前神社は茨城県東茨城郡大洗町にある、太平洋を眼下に望んだロケーション抜群の神社。読み方は「おおあらいいそさきじんじゃ」です。

創建は古く、文徳天皇の斉衡3年(856年)まで遡ります。
神社のホームページによると、現在の神磯に御祭神の大己貴命・少彦名命が御降臨になったことがきっかけで創建されたとのこと。
延喜式神名帳(平安時代の神社名鑑)では、霊験あらたかな神社を表す「大社」とされ、明治時代には「国幣中社」という社格を賜った由緒正しき神社。
社殿は戦国時代の兵乱によって一度焼失したものの、水戸藩2代藩主徳川光圀公の命で元禄3年(1690)に新たな社殿の造営が始まりました。


そして享保15年(1730)に完成したのが、今の本殿・拝殿・随神門です。
本殿と拝殿は江戸初期の数少ない建造物として「県の文化財」に指定されています。

御祭神の大己貴命・少彦名命は、力を合わせ心を一つにして天下を経営し、まじない、医薬などの道を教え、日本の国の礎を作った二神です。
大己貴命は「だいこく様」とも言われ、慈悲深く福徳を授ける神様。古くから「福」や「医療」の神様として慕われています。

一方の少彦名命は万民を難病から救う医療祖神。
神話にも度々登場し、大己貴命と一緒に行動しつつ、温泉(湯治場)を開発したり、医療の方法を定めたりした神様として語られています。
桜井識子さんの本でも紹介された
大洗磯前神社は、神仏研究家の桜井識子さん(以下、識子さん)の本でも取り上げられました。

識子さん曰く、じつは大洗磯前神社のご祭神は「龍」。
数年前にご祭神が変わったそうですが、変わる前も後も「龍」の神様とのこと。すぐそばにある太平洋の大海原から自然のエネルギーを吸い上げ、それを参拝者に分け与えているそうです。


願掛けを叶えるのではなく、願掛けを叶えられるパワーを与えるのがご利益
神社のホームページに書かれた内容と識子さんの見解、どちらが正しいかは分かりませんが、霊験あらたかな神社であることは間違いありません。
大洗磯前神社の境内は、龍の神様が上空に舞い上がる際に周囲の気を浄化するためか、いつ来てもシャキっとしています。
本殿をぐるりと囲んだ6つの境内社には全て神様が入っているほか、拝殿前に置かれた蛙の石像にも眷属が宿っていると紹介されていました。
大洗磯前神社の魅力
大洗磯前神社の魅力は何といってもロケーション

一の鳥居をくぐって長~い階段を登ると眼下には太平洋が広がっています。

目の前の砂浜は「神磯」と呼ばれ、御祭神である大己貴命・少彦名命が降臨した神聖な場所。
降臨されたと伝わる海岸の岩礁上には「神磯の鳥居」が建っており、大洗町のシンボルにもなっています。

毎年元日には、宮司以下神職が海岸に降り、大神の御降臨の地を照らしながら昇る初日の出をお参りする「初日の出奉拝式」が有名。
筆者自身、初日の出を拝みに夜明け前から訪れるなど、親元を離れる前の初詣は決まって大洗磯前神社を参拝していました。
ちなみに、大洗磯前神社には「対の宮」とされる「酒列磯前神社」があります。

読み方は、さかつらいそさきじんじゃ
大洗磯前神社の兄弟神社として知られており、宝くじの高額当選にご利益のある「幸運の亀さん」が居ることでも有名です。
平安時代に編纂された歴史書「文徳天皇実録」によると、斉衡三年(856年)に常陸国鹿島郡大洗の海岸に大名持命と少彦名命の二神が御降臨になったことが創建のきっかけ。

大洗磯前神社と同時期、現在の茨城県ひたちなか市磯崎町に創建されました
二神のうち、少彦名命が酒列磯前神社の主祭神、大名持命が大洗磯前神社の主祭神としてお祀りをされたため、二社で一つの兄弟神社となった次第です。

なお、大洗磯前神社と酒列磯前神社は車で20分ほどの距離。
海沿いをドライブしつつ両方の神社を参拝できるので、旅行やデートにもおすすめです。
まとめ
以上、茨城県の大洗磯前神社を紹介しました。

海沿いに面しており、太平洋を望めるロケーション抜群の神社です。
近くにはサンビーチや水族館、漁港など観光地も豊富なので、家族や友人、恋人と一緒に参拝してみることをおすすめします。
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