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こんにちは、管理人の火沢火洋です。

突然ですが、皆さんはペットを飼っていますか?
わが家には愛犬が2匹いたのですが、つい最近、そのうちの一匹が亡くなりました。

愛犬を亡くしたのは今回が初めて。
とても悲しい出来事でしたが、愛犬を亡くした際に不思議な体験をしたので紹介します。
愛犬が亡くなる前日の予感
わが家は最近まで犬を二匹飼っていました。

犬種はどちらもダックスフンド。
兄犬は15歳、弟犬は4歳と年は離れていましたがとっても仲良しな2匹でした。
兄犬の名前は「チョコ」、人間なら70~80歳に相当する年齢です。持病があったものの、今まで元気に過ごしてきました。
とある日、動き回ったわけでもないのに「ハッハッ」と息苦しそうにしていたため、かかりつけの動物病院へ搬送。

検査結果は「肺炎」でした。
チョコは過去に誤嚥性肺炎を患って以来、時折りせき込むことがありました。
今回レントゲンを撮った際、肺に白いかげが出来ており、血液検査の数値も悪かったため即入院。点滴を打ちながら、24時間「酸素室」の中で生活することになりました。
尿崩症を患っていたこともあり、何らかの理由で免疫が落ちて肺炎にかかったようです。

入院して約2週間後、動物病院で息を引き取りました。
不思議だったのは、亡くなる日の前日にチョコのお見舞いに行こうと準備していた時のこと。
実はこの日、普段は留守番させている弟犬を突然「面会に連れて行かねば…」と思ったのです。

なぜかは分かりませんが、「直感」で急に思い立ちました。
しかし、その日は夜からザーザー振りの雨。妻とも相談し「今日は濡れてしまうから…」と、弟犬を連れていくのを断念。

後々この「直感」を素直に受け入れておけばよかったと後悔しました。
その日は仕事終わりに病院を訪れたため、時刻は19時過ぎ。獣医師から治療の経過について説明を受けた後、酸素室にいるチョコと面会しました。
容体は一進一退ですが、見た目は元気なチョコ。家族がやってくるとしっぽを振って立ち上がり、お迎えしてくれます。
この日は酸素室内をお手入れするタイミングで、久々にチョコを撫でることができました。

「もっと撫でて!」と言わんばかりに顔を差し出すチョコ。
入院以来ほぼガラス越しの対面だったので、妻も娘もこの機に目いっぱい撫でていました。

そして約20分の面会を終えて帰ろうとした時のこと。
普段は伏せしたまま見送るチョコが、シャキッとお座りをしたのです。それも満面の笑みで。
その後「ワン」と一声吠えてから、私と妻、娘が病室を出るまで笑顔で見送っていました。
それを見た瞬間、「今までありがとう」と言っているように感じました。同時に「これが最後になるのでは…」という予感が頭をよぎったのです。

嫌な予感はすぐに的中。
翌朝、出勤の支度をしていると動物病院から着信がありました。その時は電話に気づかず、折り返したのは20分後のこと。
当直の獣医師が対応してくれたのですが、電話口の雰囲気から、相手が説明する前に何が起きたかすぐに悟りました。
獣医師によると、朝7時過ぎ、それまで寝ていたチョコが急に目を覚ました後に容体が急変。処置を受けたものの、10分程で亡くなったとの知らせでした。
その時はあまりに急な出来事で言葉が出せずに、「分かりました…」と一言。
その日は外せない仕事が入っていたため、チョコを動物病院へお迎えに行けたのは亡くなってから半日が経った頃でした。

病院に到着すると長年お世話になっていた獣医師さんがお出迎え。
入院中の状況や最後の様子を説明した後、遺体となったチョコを運んできてくれました。

真っ白な段ボール箱に入ったチョコを家族みんなで迎えます。
獣医師の話によると、最後は眠るように息を引き取ったとのこと。あまり苦しむことはなかったのは救いですが、最期を看取ってあげられなかったことは今でも悔やまれます。
その後、チョコを車に乗せて帰宅。自宅に連れて帰ってきた夜は、家族みんなでチョコの隣に布団を敷いて添い寝しました。
最後を看取れなかった分、チョコがあちらの世界に旅立つまで少しでも傍にいてあげたい。そんな気持ちで床に就きました。
神さまが火葬の日を調整?
タイミングが悪いことに、チョコが亡くなった次の日も大事な仕事が入っており、やむなく出勤。

火葬の手配や日取りは妻に任せっきりでした。
夏が終わって秋らしい気候になった頃でしたが、遺体はもって3~4日が限度。腐敗が進む前に、早めに火葬しなければなりません。
幸い、自宅からさほど遠くない場所で、ペットの火葬をしてくれる動物霊園を見つけました。お寺の一角にあり、人と同じように弔えるほか、娘や弟犬も立会いができる施設です。

腐敗が進む前にと、妻に早めの予約を促していました。
妻が動物霊園へ最初に問い合わせた時、チョコが亡くなった日の2日後が火葬できる最短の日取りだったそうです。
仕事中だった私のもとに、妻から火葬はその日でよいか相談の連絡が来ました。

本当はもう少し一緒に居たいけど…
悩んだ末に、妻へ電話してその日で予約するよう伝えました。
すると時間を待たずに妻からの返信。少し前まで空いてた予約が全部埋まってしまったとのこと。

「えぇ~?」と思わず声が出ました。
さっきまで空きが2~3つあったのに…。こんな急に埋まるものかと驚きました。

「チョコがもう少し皆と一緒に居たいんだってさ」と妻の一言。
私も「拙速すぎたかな」と考え直して、チョコが亡くなった3日後に火葬の予約を取りました。
幸い次の日から2連休。チョコが亡くなった後、やっと傍で過ごせる時間が巡ってきたのです。

急に予約が埋まったのは、神様の采配だなと感じました。
火葬までの間、チョコが家族とゆっくり過ごせる時間を作ってくれたのです。
おかげで、火葬の前日はチョコをペットカートに乗せた状態でお馴染みの散歩コースを巡ったり、ワンちゃん仲間に挨拶できたりと有意義な時間を過ごせました。

ちなみにわが家は神棚に3柱の神様を祀っています。
家族や愛犬が居るリビングに設置しているため、普段からチョコのことも見守ってくれていました
以前、チョコに腫瘍が見つかって「癌」だと診断された時、神棚に祀っている神様の神社へ赴いて願掛けしたことがあります。
その時は「チョコの手術が成功し、予後が良好でありますように」とお願いしたところ、「悪性」と診断されていた腫瘍が「良性」の判定に変わりました。

術後に抗がん剤治療の必要もなくなり元気に復活したのです。
そんな経緯があったので、今回は「もしチョコの寿命がまだ先なら、身体の中で悪さしているものを消してください」と願掛けしていました。

ですが、今回は叶わず…。
きっとチョコの寿命だったのだと思います。最後は苦しまないように神様がチョコをあちらの世界にスッと引き戻してくれたのだと感じました。

亡くなったのは11月1日、ちょうど「神様の日」でした。
神棚にお供えをしながら泣いたのは初めてです。神様にはチョコが苦しまずに逝けたこと、最期に家族で一緒に過ごせる時間を作ってくれたことのお礼を伝えました。
ペットに供養は必要ない?
実をいうと、犬や猫などのペットには供養が必要ありません。

ペットは、亡くなれば自ずとあちらの世界に戻っていくからです。
人間の場合、死後49日間は「あの世とこの世の境」に留まって成仏の準備をしますが、ペットの場合はすぐにあちらの世界に戻ります。

これは犬や猫に限りません。
自然界の動物や植物全般にもいえることで、亡くなった後はすぐに自然のサイクルに戻って、また生まれ変わってくるのです。
植物が枯れても、虫や魚が死んでも供養をしないのはこれが理由。犬や猫も「自然界の生き物」であるため、供養は要らないというわけです。
ただし亡くなって少しの間、飼い主の元に留まる場合もあるので、ペットに感謝やお別れを伝える意味では供養してあげたほうが良いです。
実際にチョコを火葬した時、私の体が突然フッと軽くなりました。

火葬がはじまった直後のことです。
その瞬間「ああ、チョコはあちらの世界に戻ったんだな」と実感しました。きっとそれまでは傍に居てくれたのだと思います。
その後チョコの気配を感じることはありません。故人のように位牌やお墓から顔を出すこともないので少し悲しい気もします。
「生まれ変わったら、わが家に戻ってきてね」。生まれ変わったペットが同じ飼い主のもとに戻るのは稀だそうですが、そう願ってチョコの遺影に毎日語り掛けています。
まとめ
以上、わが家の愛犬チョコが亡くなる前後に体験した不思議な出来事を紹介しました。

長年連れ添った愛犬を亡くすことは、想像以上に辛くて悲しいもの…
私自身、未だにチョコの写真を見返すと涙がポロポロと出てきます。

「今頃神様に可愛がられているかな」「生まれ変わったらまた会いたいな」
そんな思いを胸に寂しさを紛らわせながら思い出に浸るわが家でした。
なお、ペットの死後に関する話は、神仏研究家の桜井識子さんの著書『ひっそりとスピリチュアルしています』を参考にしました。
気になる方はこちらの本を読んでみてください。
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